宿の食事はこの地特産の山菜、自家製の野菜、キノコ、イワナ、ハタハタ、地鶏、卵料理とにぎやかに食卓を彩り、なかなか美味でである。味噌は自家製造で、この味噌を使った味噌汁は具のキノコとあいまって最上級の味であった。キノコは毎日、宿の主人が早朝に車を飛ばして山の奥へ入る。斜面を上り下りして、1日20kmも歩き採取したもので、その日に食卓に上ります。味が格別のはずである。どんぐり山荘のお客様は、このキノコを楽しみにいらっしゃるリピーターが大勢いらっしゃると聞いた。
 男はそのキノコ採りの車に便乗させていただくことができた。宿は水沢温泉郷の一角にあるが、ここや乳頭温泉郷の紅葉より、玉川温泉のあたりが綺麗ということで、誘っていただけた。即お願いをしました、感謝感謝です。
 翌朝5時30分に朝食、6時出発予定である。料理長の奥様には無理をお願いし、お弁当まで作っていただけた。車を飛ばして小一時間、新玉川温泉へ渡る橋の袂で下ろしていただきました。早朝7時前に着きました。路線バスを利用したら、到着は9時半頃であったと思われる。キノコ採りの場所はまだまだ先のようあった。
 収穫されるキノコはクリタケ、ナラタケ、 ヤマドリタケ、ナメコ、ブナシメジ、マイタケ、マツタケと種類が豊富である。


左奥に玉川温泉 白い蒸気が見える

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青空が映える

炒めたり、煮付けたり、焼いたりと目と舌を楽しませてくれた。このなかでブナハリタケが男のお気に入りであった。マツタケをホイールに包んで焼き、カボスを絞ったご馳走の大サービスがあり、何十年ぶりの香りと味を楽しめることが出来た。
 たくさん取れた茸は、秋の食卓を賑わし、あとは缶詰にして1年中お客様の味覚を楽しませてくれるというお客様思いの宿でした。最近は秋田市の方からキノコ狩りに見える人が多く、土日は混雑するためキノコ採りは見合わせるといっていました。人に知られたくない秘密の場所があるのでしょうか。
 後日の新聞記事によると、野性のキノコ「スギヒラタケ」を食べた人が急性脳症で死亡する事件が秋田県や新潟県を中心に続発したという。どんぐり山荘でご馳走になったキノコには、その名はなかった気がする。高齢者の方の発病が多いので、男も心配したが、今のところ脳症の症状は出ていません、大丈夫でしょう。

玉川は田沢湖を経て、抱返り渓谷を流れる。上の温泉の酸性が強く棲む魚はウグイくらいと聞く

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